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答えは現場にあり!②

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、現場主義について経営数値の面からお伝えします。

自社の業績を把握するときに、やはり中心となってくるのは税理士が作成した試算表・決算書を見る事ではないでしょうか。会計事務所によっては、同業種との比較や損益分岐点比率などの経営指標も出してくれることがありますよね。

数値を基に経営判断をするのは大事なことですが、あくまでも「数字は鏡に映った仮の自社の姿である」という事を忘れてはいけません。

つまり、自分の会社が所有・雇用・賃借している、従業員・工場・事務所・コピー機などの備品・在庫などが自社の存在そのものであり、決算書などの数字は会社の姿を誰にでも分かるように一定のルールに基づいて映し出した仮の姿に過ぎないのです。

現場を改善しない限り、会社の経営が良くなることはありません。小手先の錬金術のようなテクニックで利益が出たように数字を作ることはできます、しかしそんなことをしても会社経営そのものは良くなりません。利益が出てお金が残るようになって会社が成長していくなど、会社経営を良くするためには現場を改善していく必要があるのです。

例えば、特定商品の赤字が垂れ流しになっているのであれば、その理由は現場に行って突き止めましょう。

まずは売り場に行き、顧客がなぜ買ってくれないのか、なぜ他社の商品が選ばれてしまうのか確認します。店員など現場の人の意見もしっかり聴きましょう。

次に自社で製造している製品なのであれば、工場へ行き製造工程を見てみましょう。一気に材料を仕入れすぎて、結局使わなかった材料が積み上がっていたり、製造機械の故障が多くて1日何回もラインが止まってしまったり、第一工程の製造スピードが遅くて第二工程の機械と工員がほとんど手持ち無沙汰になっていたり・・こんなことは現場でなければ分かりません。

単価と販売数量がどのくらいなのか、原価はいくらくらいで在庫はどのくらい残っているのか。こういった数字で表される結果の情報も大事なのですが、その数字が計上されるに至ったプロセスがもっと大事なのです。プロセスは販売・製造の現場に行って、数字と現実を突き合せていけば少しずつ分かってきます。もしかしたら、数字そのものが嘘をついているかもしれませんよ(原価計算がデタラメ・過大在庫など)?

数値を経営判断に活かしていくのは大切なことです。しかし、あくまでもその数値は現場を見なければ誤った判断になりかねないという点にも、留意しておきましょう。社長の居場所は社長室ではありません、足しげく現場に通いましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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