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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
本日は、人件費を賄うために借入をする事の危険性についてお伝えします。
在庫を抱えるための運転資金・機械の購入のための設備資金等の、様々な用途で融資を受けるケースがあるでしょう。その融資の中でも、特に短期的に大きな融資金額に膨らみやすく、その後の業績如何によっては会社の存続すら怪しくなる特に危険な融資があります。
その危険な融資が、「人件費を賄うための融資」です。それでは、なぜ前記の融資が一気に金額が膨らみやすいのでしょうか?
1、人材はそんなに早く成長しない
人が育つまでは、どうしても一定時間が必要です。そして、人が育っても直ぐに売上に結びつくとは限りません。売上は営業で仕事を受注する事と、その仕事を人財で加工する事の両方が必要となりますので。
2、良い人財ほど定着する可能性は低くなる傾向
せっかく手間と資金を掛けて人材を育成しても、良い人財ほど早くいなくなってしまうのが中小企業の宿命です。その結果、「良い人材が育つ=出ていってしまい育成費用を賄うために借りた融資が無駄になってしまう。」「悪い人材が育つ=育成費用を賄うために借りた融資+人件費をその社員が生み出す収益で賄えずに赤字垂れ流し状態となり、赤字垂れ流し分のコスト負担が増える」というような、やるせない状況に陥り地やすいのが現実です。
3、思うようにマンパワーの増加と利益の増加は比例しない
社員が増えると、どうしても一定の仕事量を確保する必要性が出てくるので、受注する仕事の利益率は低下するケースが多くなります。よって、売上高は増えたのに、ほとんど利益が増えておらず、固定費等のリスクだけ増えてしまったような状況になりがちです。
ただし、一定規模以上企業規模が成長すると、逆に大型の受注や官公庁の業務が受注できるようになり、利幅が向上する現象も起きます。
総括として、人材への投資は大きな賭け(ギャンブル)なのです。よく検討しながら、採用・資金繰りの戦略を検討していきましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
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