ブログ

伴走型保証の実際のところ

会社の将来に希望と安心を持ちながら、長く経営を続けることができる
そんな未来を提供します
年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、伴走型保証の実際のところについてお伝えします。

民間金融機関によるコロナ融資の後任として期待される融資制度で、金融機関による伴走型保証制度があります。

内容としては、簡易な経営改善計画書のような書類を作成し、金融機関がその計画書の進捗をモニタリングしながら継続的に信用保証協会への報告を行う。それによって、返済能力が高まるので、保証協会の保証により融資が受けられるというものです。

中小企業に対する金融機関の伴走支援や早期の事業再生を後押しするための信用保証制度を開始します (meti.go.jp)

この制度の趣旨自体は、今金融機関に求められる事業性評価・本業支援を体現する機会となりますし、経営者も成り行き経営を脱するいい機会だと思いますので素晴らしいと思います。ただし、この制度が出てきた当初から疑問に感じているのが、「超多忙な銀行が本当に1社1社の取引先に対して、伴走支援などを行えるのか?」という点でした。

実際にこの制度が始まってみて、現場の一部金融機関を調査してみましたが、概ね予測通りの結果になっています。

①殆どこの伴走保証は使われていない。手間がかかりすぎるので、超多忙な銀行では中々対応できない。

②コロナ対策として別に出ている経営改善融資のような保証の方が金利が低い。手間がかかるうえに金利も安くなく、伴走型保証は使いにくい。

という意見が多くありました。

個人的に思う事ですが、決してすべてとは言いませんが自治体が提供している経営支援サービスやコンサルタントの経営助言が、なかなか中小企業の業績向上に結びつかないのは、「アクションプラン(解決策)を提案するまでで終わっているから」です。

たとえば、業績アップのためにテレアポをしましょう。HPを作りましょう。と計画を立てても、実際に実行するサポートはしていますか。中小企業の社長は上場企業のようにプロ経営者として実績を積んで独立した方よりも、職人として一流だから・技術が天下一品だから・夢を実現したいから・先代社長が引退して引き継ぐからのような理由で経営者になられる方が大半です。マーケティングやファイナンスに関する知見はあまりありません。

つまり、本業の事は分かっても、営業・資金調達・税金対策など本業以外の事は、どうすれば良いのか分からないケースが多くあるのです。

そんな時に、新規顧客を増やすためにHP作ろう・企業情報を取って訪問しようなどと小手先のアクションプランを作っても、殆ど社長は実行されません。なぜなら、どのようにやればいいのか分からないからですね。結局はいつものルーティンの仕事も忙しいので、そちらに戻っていってしまいます。

行動を伴わないアクションプランに意味はありません、中小企業支援を本腰を入れて取り組むのでしたら、社長と一緒にテレアポをしてみるとか、HPの制作をしてくれる方を紹介して社長と一緒にコンテンツを考えるなど、具体的にアクションプランを実行していくサポートまで本腰を入れて取り組んでいく必要があると思います。これこそ、本当の意味での伴走型支援ではないでしょうか。

そういった意味でも、国の提唱している伴走型保証制度は趣旨としては素晴らしくても、業務過多・超多忙・残業規制による労働時間規制に追われている銀行に伴走支援を求めるのは酷なのではないでしょうか。銀行としては、経営改善計画の策定と実行支援をしてくれる専門家と提携しておくことを推奨します。

ご閲覧ありがとうございました!

☆☆起業家・東武東上線沿線企業の経営者・中小企業支援者向け情報☆☆

①社長塾                                                 弊社は定期的に中小企業経営者向けの勉強会等を主催しております。                                       会社経営に関する情報収集にお役立てください。

②生命保険会社・金融機関・士業向け勉強会実施中(事業承継・財務改善等の勉強会実施実績あり)                                                         生命保険会社・金融機関・士業向けの、個別・集合勉強会を承っております。お気軽にご相談ください。

③YouTubeチャンネルでも、独立開業に役立つ情報を発信させて頂いております。
【起業家・建設業】成功経営情報局
サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所 – YouTube

④LINE@に登録いただいた方には、ブログやHPでは配信しない情報もお届けします。                 お気軽にご登録ください↓↓↓

ホームページサクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社 | サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。smc-zei.com

【注意事項】

本ブログは、一般的な情報提供として掲載させて頂いている記事ですので、下記についてご留意くださいますよう、お願い申し上げます。

・ 本ブログ は、一般的な情報提供を目的として、原稿を執筆した時点の税制を基に作成しております。このため、諸条件により本ブログの内容とは異なる取り扱いがなされる場合がございます。

・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。                                                                  ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。

関連記事

  1. 創業時に融資を受けるにはいくら貯金が必要なのか
  2. 日本政策金融公庫に相談するなら繁忙期の前に
  3. 保証協会付き融資でも連帯保証を外せるのか
  4. 「セーフティネット保証4号」に必要な「認定申請書」の取り方
  5. メインバンク以外からの「借換提案」の対処方法
  6. 新たに融資してくれる金融機関を開拓する手順
  7. 経営者保証を取らない方針の金融機関なのか見抜くための質問
  8. 最近の法人融資の情勢

最近の記事

  1. 結束
  2. 結束
PAGE TOP