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先行きが危ない銀行を見極める方法

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、先行きが危ない銀行を見極める方法についてお伝えします。

銀行も生き残りをかけて経営努力している時代です。今後は、合併・廃業等で淘汰されてしまう銀行も増えてくるでしょう。今取引している銀行に、下記のような現象が起こってきたら要注意です。

1、平均貸出金利が大幅に減っている

銀行の基幹収入である、金利の収益率が大幅に落ちているという事は、経営が悪化している可能性が高い事を意味します。一般企業の利益率が落ちる事と同じです。

2、有価証券が減っている

有価証券が減っているのは、本業の赤字を補填するために、手元にある含み益のある資産を投げ売っているからと考えられます。

3、自己資本比率が低い

財務の安定性が低い会社が危険な点は、一般企業と同様です。可能な限り、国際基準である自己資本比率8%以上の銀行と取引したいものです。

4、繰延税金利益の取崩や減損が立っている

繰延税金資産を取り崩すのは、一般的に利益の下方修正をする時です。また、減損損失は、経営の大きなミス・想定外の損害が発生した際に計上されます。

5、決算書や担保でしか融資判断ができず目利きができない

お客様目線の経営ができない・行員が育っていないことが原因で、自分にベクトルが寄り過ぎている融資をしてしまいます。顧客不満足が業績悪化をもたらすことは言うまでもありません。

6、本業が赤字なのに最終黒字である

本業の赤字を有価証券の売却等で補填しているので、本業が赤字なのに最終黒字になります。

7、保険や金融商品を必死に売っている

利息収入等の基幹収入で稼げないが故に、保険や金融商品の売買手数料等の、副収入をあてにした営業戦略に変わっていきます。

上記のような事象が表れてきたら、その銀行との取引は危険かもしれません。一般的に、経営状況の厳しい銀行は、不利な条件で融資等の提案をされる機会が増えてきます。早めに新しい銀行の開拓を行っておきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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