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米国債の魅力

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こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は米国債の魅力について、簡単にお話しします。

私は証券会社とは全く関係がありませんので、営業ではないです、、

 米国債はこの記事を書いている時点では、税引前利回りが2.6%~3.0%くらいあります。

魅力的なのは流動性の高さ・金利の高さ・手数料の安さ・安全性です。

1、米国債とは

 まず、米国債は世界中の投資家が保有しているので流動性が高く、すぐに換金することができます。為替リスクはありますが、実質的に現金と同じように財産を保有できます。

日本国債の金利(10年物)は執筆時点で0.031%ですが、米国債の利回りは前記の通り2.6%~3.0%です!大きく利回りが違います。

 手数料は投資信託を例に挙げますと、購入・運用・売却全てのタイミングで手数料が発生します。ファンドラップも口座管理手数料・信託報酬などランニングコストが掛かります。

それと比較して米国債は、購入時に債権金額の中に購入手数料が含まれているようなのですが、それ以外には手数料が発生しません。つまり、購入した瞬間に利回りが確定するのです(為替変動は加味しない)。

 最後に米国債は、私が考える限りは安全だと思います。アメリカは持続的にGDPが増加しており、人口も増加しています。また、一説によりますと世界の軍事力の半分以上をアメリカが所有しているそうです。少なくとも、日本よりは今後も安定して伸びていく国であると思います。

 寧ろ、日本円で財産を固める方がよっぽど怖いです、日本の価値が下がるほど円安になっていくかもしれませんし、ドルも一定金額は所有したほうが安全だと思います。

2、米国債の種類

米国債には0クーポン債と利付債の2種類があります。

償還までの期間が長い程、額面以下の割引金額で投資することが可能です。

償還までの期間が長いといっても、米国債は流動性の高い債権ですので、中途解約して現金化することが可能です。

0クーポン債は名前の通り利息の付かない債権で、利付債は毎年2回利息が支払われる債権です。

ゼロクーポン債と利付債はどちらとも一長一短あると思います。

ゼロクーポン債は30年で償還するものだと、額面の45%程度で購入できますので、

少額の投資で将来2倍以上の金額を受領できる権利が手に入ります(税金と為替は考慮してません)。

つまり、利息が付かない分、勝手に複利効果を発揮して運用できる商品であると考えられます。

これに対して利付債は、30年で償還するものだと額面の93%くらいで購入することになります。

0クーポン債よりも購入金額が高くなりますが、半年ごとに年利3%くらいの利息が入ってきます。

受取方法は、$と円どちらでも可能です。

利息は自分で他の運用に回さないと、なかなか複利効果を発揮することができません。

私個人がシミュレーションした結果ですと、利息部分の複利効果を考慮しなくても、

トータルの受取金額は利付債が大きいと思います。

経常的なインカムゲインと償還によるキャピタルゲインの両方が手に入りますので。

ただし、自分自身で新しく入ってきた利息部分を他の運用に回す手間や、

少額の投資額で将来的に大きなキャピタルゲインを得られる観点では、

0クーポン債の方が優れているかもしれません。

3、米国債の運用方法

ここで、米国債の具体的な投資方法を、3パターンお伝えします。目的に合った投資方法で運用していただければと思います。
1.ゼロクーポン債で個人年金の積立を行う30年償還のゼロクーポン債は、額面の45%くらいで購入できます。
ですので、35歳から60歳くらいまで、毎年108万円程度30年償還のゼロクーポン債を買い続ければ、あなたが65歳〜90歳になった時、毎年240万円分の米国債が償還されて現金に姿を変えていきます。
つまり、若いうちに毎年108万円を投資することで、30年後確実に来るであろう老後に、毎年240万円の年金がもらえる仕組みを作ることができるのです。


2.利付債を1万ドル程度購入して複利効果を使う利付債は大体クーポン利率が年利3%(税引後で2.4%程度)くらいです。購入金額はSBI証券ですと100ドル以上からです。
そこで、1万ドル程度利付債を購入することで、年二回の利払日に100ドル以上の利息収入を手にすることができ、その利息で直ぐに利付債の追加購入をすることができます。
あとは、半年ごとに同じサイクルを繰り返すだけです。利息が振り込まれて来たら、その利息で利付債を追加購入することを続けます。すると、インカムゲインが次のインカムゲインを生んで行き、複利効果でガンガン利付債が増えていきます。初期投資できる金額が多いほど効果的です。


3.利付債とゼロクーポン債をミックスして購入する老後の年金としてゼロクーポンを買いつつ、定期的な収入で複利効果を狙うために、利付債を購入します。
利付債はどうしても額面金額に近い金額で購入しなければならず、キャッシュアウトが多くなってしまうので、そこをゼロクーポン債で保管していきます。
あなたの将来のビジョンによって、最適な組合せは無限に変わります。

米国債は地味かもしれませんが、堅実な投資だと思いますので、あまり投資に興味がない方や、金融商品を購入したご経験がない方もお試しになってはいかがでしょうか?

ご閲覧ありがとうございました!

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