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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
本日は、しっかりした会社である事の必要性についてお伝えします。
会社経営も半年・1年と継続していくと、段々と経営者らしいというか日本人らしい欲求が湧いてきます。
「何かもっと、しっかりした会社にしなければマズいのかな?」という欲求です。
しっかりとした会社とは、新橋や丸の内にある会社をイメージして頂ければ、概ね認識を共有して頂けることでしょう。都内(特に都心)や駅の近
くに事務所があって、社員が複数名いて、お金の掛かった綺麗なHPがあって・・これが多くの日本人がイメージしている、しっかりとした会社ですよね。
そういったイメージがあるので、社歴の浅い小規模な会社でも業績が上がってくると、「自分の会社は事務所もないし、人も雇っていないし、HPもココナラで作ってもらった必要最小限のものだし、社用車もないし、もっとしっかりとした会社にならないとマズいのでは?」と考えてしまうのです。
確かに、「しっかりとした会社」になって業績が上がる可能性もあるので一概には否定しませんが、世間体を気にしたり自己顕示欲を満たすための手段として考えているのであれば、しっかりとした会社である事など必要ないでしょう。
経営者として考えてみてください、
社員の人件費→何百万かかりますか?優秀な人が入社して定着してくれる確率はどの程度ですか?基本的に解雇できませんよ?
事務所→事務所用テナントのイニシャルコストはご存知ですか?パーテーション等造作でいくら経費が掛かりますか?事務所に行くまでの時間を経費換算すると如何程ですか?
HP→綺麗なHPにしてそれ相応の会社から案件が来たとして、受注できるノウハウとマンパワーはありますか?既存の取引先への対応がおざなりになりませんか?そもそもHPを制作する目的は何ですか?
・・色々と書いてしまいましたが、「しっかりとした会社」にするために、どれ程コストが掛かるのかまず認識してみましょう。会社を維持するためのランニングコストも跳ね上がりますよ。
小さな投資で、大きな成果を生み出すのは経営の基本ですよね。しっかりとした会社にすることは、ある意味その基本から逆行しています。小さいながらも優良企業だった会社が、見栄を張ったとたんに自転車操業の倒産予備軍企業に転落する可能性が高まります。コストの増大は、環境変化(代表的なものは売上減少)への耐性を著しく減少させるのです。
ビジネスは基本に忠実に、経営者であるが故の誘惑に負けないよう努力していきましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
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