ブログ

まだまだ受けられるコロナ融資①

会社の将来に希望と安心を持ちながら、長く経営を続けることができる
そんな未来を提供します
年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、コロナ融資の円滑な融資申込方法についてお伝えします。

最近は日本政策金融公庫も信用保証協会も、コロナ融資に対する審査が早くなってきました。

支店にもよりますが、公庫の場合、申し込みから実行まで2~3ヶ月かかっていたのが、近ごろ1ヶ月以内で実行される事例をよく聞きます。また民間金融機関での信用保証協会の保証付き融資も、一時期より早めに返事がもらえているようです。早く返事がもらえるのは融資申請した側にとってよいことですが、金融機関の側もじっくり融資案件に取り組める体制に戻りつつあるということです。

1回目のコロナ融資なら通っていたような案件が追加融資で否決となったり、より詳細な企業環境を尋ねられたりするようになっています。

新型コロナ融資「第一波」の次の段階に向かっている今、融資を申し込むと金融機関からかならず聞かれることが2つあります。

この2つをきちんと説明できるように準備しておきましょう。

通常、金融機関が融資の審査を行う際に重視するのは以下の2つです。

①資金使途

②返済可能性

この2つについての説明、そして対応策をお知らせします。

1.業績悪化の原因

まず説明を求められるのが、「今回、業績が悪化しているのは、本当にコロナによる原因なのか」です。

これは上記の「1/資金使途」に関連します。

今回のコロナ融資では金融機関は審査スピードを重視したため、ほぼ「借入要件」(売上が減少しているかどうか)しかチェックしていませんでした。借入要件を満たしていれば、少々難のある融資案件でも通っていたのです。

しかし審査体制に余裕ができてからその内容を改めてチェックしたところ、「コロナによる業績悪化」ではなく、それ以前から業績が悪化していたコロナが資金繰り悪化の原因ではないとみられる企業が相当数あったと思います。

今回のコロナ融資では、「コロナウイルスの影響で業績が悪化した企業への資金供給」が目的でした。「コロナウイルスの影響による業績悪化のための運転資金」と「単なる業績悪化のための運転資金」では、資金使途が違います。

つまり金融機関が本来の融資審査体制に戻りつつある現在、「業績悪化は、本当にコロナが原因なのか」を尋ねるようになったのです。

2.業績回復の可能性

業績悪化の理由がコロナショックの影響であっても、これから返せるあてのない企業に対して金融機関は融資できません。上記の「2/返済可能性」が問われます。コロナショック前までは順調で、売上が落ちた原因はコロナウイルスの影響だと明らかにわかっている場合は、「事態が収まれば以前のように経営が安定するだろう」と金融機関は考えます。

「融資額が増えても返済可能な企業」と判断され、融資をしてもらえる可能性が高いといえるでしょう。しかし「コロナショック前から業績が悪化していた」場合、コロナの影響がなくなっても業績が戻るとは考えにくく、結果、融資を否決されることになります。

また、コロナの影響で売上が減少したことが明らかでも、「この企業は今後思うように業績が回復しないだろう」と判断されると、やはり「返済不可能=否決」になる可能性があります。

ではどう対応策を講じるか? 

「新型コロナの影響で売上減」「新型コロナの影響が収まれば返済できる」の2点を金融機関が理解・納得しやすいように、こちらから資料を作成して提出することです。

次回はその方法についてお伝えします。

ご閲覧ありがとうございました!

☆☆起業家・東武東上線沿線企業の経営者・中小企業支援者向け情報☆☆

①社長塾                                                 弊社は定期的に中小企業経営者向けの勉強会等を主催しております。                                       会社経営に関する情報収集にお役立てください。

②生命保険会社・金融機関・士業向け勉強会実施中(事業承継・財務改善等の勉強会実施実績あり)                                                         生命保険会社・金融機関・士業向けの、個別・集合勉強会を承っております。お気軽にご相談ください。

③YouTubeチャンネルでも、独立開業に役立つ情報を発信させて頂いております。
【起業家・建設業】成功経営情報局
サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所 – YouTube

④LINE@に登録いただいた方には、ブログやHPでは配信しない情報もお届けします。                 お気軽にご登録ください↓↓↓

ホームページサクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社 | サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。smc-zei.com

【注意事項】

本ブログは、一般的な情報提供として掲載させて頂いている記事ですので、下記についてご留意くださいますよう、お願い申し上げます。

・ 本ブログ は、一般的な情報提供を目的として、原稿を執筆した時点の税制を基に作成しております。このため、諸条件により本ブログの内容とは異なる取り扱いがなされる場合がございます。

・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。                                                                  ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。

関連記事

  1. 普通預金と定期預金は分ける事
  2. 経営者保証を外すサポートをするには
  3. 実質無利子・無担保融資の要件が緩和されます
  4. 資金使途は厳守しましょう
  5. 繰上返済手数料のいろいろ
  6. まだできる公庫のコロナ融資借換
  7. コロナ融資の借入可能額の目安
  8. 連帯保証のない融資を早めに受けるには

最近の記事

PAGE TOP