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リスケのタイミングこそ経営改善のチャンス

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、リスケをする際に経営改善に取り組む方法についてお伝えします。

借入金の返済を猶予してもらう・借入金の返済額を軽減してもらう等の借入金返済条件の変更をリスケ(リスケジュール)と言います。

このリスケを申し込むと、大変の金融機関ではリスケに応じてくれます。場合によっては、追加の担保・保証人などを要求されることもあります。

このリスケをするタイミングは経営が厳しくなっている状況であると推認されますので、リスケの申し込みと同時に経営改善をする決意があると銀行に伝えておきましょう。そして、下記3つのツールを利用して本格的に経営改善に向けた経営努力を始めましょう。

1、経営改善計画を策定する

経営が厳しくなった要因や自社の経営資源など、現状分析と今後経営改善するまでの道筋を計画書に描きます。

数字の目標に加えて、行動計画を一緒に作成することを忘れないでください。数字の羅列だけしていても、実際に何をするのか決めていないと行動できなくなってしまいます。

2、資金繰り表を作成する

毎月いつ売上の入金があり、いつ仕入資金や固定費の支払いがあるのか記録していきましょう。

最初に資金繰りの予定表を1年程度立てて、毎月実績を記録していくことをお勧めします。いつお金が足りなくなるのか?どのような根拠で足りなくなるのか?借入の他に取引先への支払い条件の変更や、遊休資産の売却で対応できないのか?こういった点を検討していきましょう。

資金繰り表を作成するためには、①毎月の試算表②今後の売上・仕入の予測③主要取引先の取引条件一覧表が必要になります。

これらの資料が手元にないのであれば、まずはこれらの書類を揃えるところから始めてみましょう。

3、月次決算を行う

経営改善計画を策定した後は、毎月の数字と行動を振り返りながら計画と予実分析を行っていきましょう。

最低限チェックする論点は多くありません。期首から現在までの仕事でどの程度数値目標が達成できたのか?目標の達成のためには残りどれくらいの仕事をこなすことが必要で、既に受注した分を除くと残りどのくらいの仕事を受注しなければならないのか?こういった論点を議論していきましょう。可能な限り、社内会議の形式で議論し、役員などの幹部社員や現場の責任者も巻き込んでいくことが望ましいです。

それに加えて、まだ実施できてない行動計画の項目は何か?という点を、チェックしていきましょう。

フィードバックをする機会がなければ、日々の忙しさに追われて行動しないまま計画倒れになってしまいます。

リスケというピンチをチャンスに置き換えて、経営改善を行っていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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