会社の将来に希望と安心を持ちながら、長く経営を続けることができる
そんな未来を提供します
年商3億円未満の会社のための財務改革　ミライ財務®

こんにちは！

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、不動産の贈与についてお伝えします。

家や土地などの不動産を、配偶者やご子息に贈与したいケースがあると思います。

不動産等現物を贈与するときは、少し注意しないと贈与を受けた人が逆に困ってしまう現象が起こります。不動産を贈与する場合は、下記の財産もオマケで贈与すると受贈者側が困らなくて済むでしょう。

１、敷金・保証金相当額の現金

これはアパート・マンションなどの賃貸物件を贈与するケースです。

敷金・保証金相当額の現金を不動産と一緒に贈与しないと、比較的価格の低い相続税評価額の贈与ではなく時価での贈与になってしまいます。その結果、贈与者の贈与税が大幅に上がってしまう可能性があります（また贈与者にも税金が掛かるかもしれません）。

細かい話は複雑になるので割愛しますが、そういった状態になるのを避けるためにも、収益物件を贈与するときは敷金・保証金相当額の現金も一緒に贈与してみましょう。

２、贈与税を払える程度の現金

現金であればともかく、不動産を贈与してもらっても贈与税を払う事はできません。

受贈者が個人の現金で持ち出しになってしまい大きな負担を強いられることになります。そこで、贈与税を支払える程度の現金も一緒に贈与すると良いでしょう。

なお、贈与した贈与税を納税するための現金にもまた贈与税が課税されますので、贈与税の推定納税額ピッタリではなくやや多めに現金は贈与しましょう。

３、流通費用（不動産取得税・登記関連の費用）を払えるだけの現金

不動産を贈与すると、受贈者は不動産取得税や登記関連の費用など、取得に関する流通費用を払う事になります。

上記の贈与税と同じことで、受贈者の負担を増やしたくない場合は、流通費用を支払える現金も一緒に贈与しましょう。

不動産の贈与は一般的な贈与と比較して論点が多くなります。無知は高くつきます、無理せず専門家に相談しながら進めていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました！

☆☆起業家・東武東上線沿線企業の経営者・中小企業支援者向け情報☆☆

①社長塾　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弊社は定期的に中小企業経営者向けの勉強会等を主催しております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会社経営に関する情報収集にお役立てください。

②生命保険会社・金融機関・士業向け勉強会実施中（事業承継・財務改善等の勉強会実施実績あり）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　生命保険会社・金融機関・士業向けの、個別・集合勉強会を承っております。お気軽にご相談ください。

③YouTubeチャンネルでも、独立開業に役立つ情報を発信させて頂いております。
【起業家・建設業】成功経営情報局
サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所 – YouTube

④LINE＠に登録いただいた方には、ブログやHPでは配信しない情報もお届けします。　　　　　　　　　　　　　　　　　お気軽にご登録ください↓↓↓

ホームページサクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社 | サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。smc-zei.com

【注意事項】

本ブログは、一般的な情報提供として掲載させて頂いている記事ですので、下記についてご留意くださいますよう、お願い申し上げます。

・ 本ブログ は、一般的な情報提供を目的として、原稿を執筆した時点の税制を基に作成しております。このため、諸条件により本ブログの内容とは異なる取り扱いがなされる場合がございます。

・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。