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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
今回は、今の時代に適していると考えられる事業形態についてお伝えします。
前回、現在のビジネス環境としては、売上が伸びにくい・経費が向上している・個人でビジネスを始めやすくなっているという傾向があるので、「所有せず固定費の掛からないビジネス形態」がお勧めである点をお伝えしました。
今回は、もう少し実例をお伝えします。
1、都内ウェブマーケティング会社 年商約2000万円の事例
最初は従業員2名がおり、毎月30万円ずつ給料を支払っていた。
事務所も月額15万円で賃借していたが、安定的に仕事を受注することが難しく従業員が手持ち無沙汰になることも多かった。
毎年毎年数百万円の赤字を計上しており、借入金は増える一方で、とうとうリスケをしてしまった。
そんな時に、従業員2人に転職先を紹介して転職していただき、社長1人の会社で再スタートすることになった。
年商は1200万円くらいに落ちたが、従業員への給与がなくなったのと、月額15万円の事務所を解約し自宅でビジネスをしているので固定費が年間1000万近く減少し、数百万円の利益が残るようになってきた。手元のキャッシュもどんどん増えていき、借入金の返済が進み、社長も日に日に明るく元気になっていった。
売上高が落ちても、今までは従業員を食べさせるために仕方なく受注していた、利幅の低い仕事や劣悪な顧客からの案件を受注しなくても済むようになり、質の高い案件だけをこなせるようになっていた。瀕死だった会社は、V字回復をして現在も元気に営業している。
2、都内アパレルメーカー 年商約9000万円の事例
最初は従業員が3人おり、合計で月100万円近く給与を支払っており、事務所を月40万円で賃借していた。
毎年毎年赤字の計上を繰り返し、いよいよ新規の融資も難しくなり、廃業を考えていた。
そんな矢先に、従業員が個人的な事情で3人とも退職し、事務所も安価な別の場所に移すことにした。
売上はだいぶ減少したが、会社の収益力は跳ね上がり、順調に会社の体力が回復していった。
今も自社のブランドを守りながら、順調に営業を続けている。
今回はこの2つの事例だけですが、ポイントは売上・人件費・家賃です。
一昔前は、売上が高い会社・従業員がたくさんいる会社・良い場所に事務所のある会社が素晴らしいと思われていました。
しかし、現在の経済状況だと、多額の売上・人件費・家賃を追い求めることはもはや自殺行為です。
地味でこじんまりとしてる会社でいいんです。
必要以上の売上を追い求めず、ムダな固定費を抑えて、着実に硬い経営をしていきましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
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