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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
本日は、企業の成長に伴う経営課題の変化についてお伝えします。
人間のライフステージに応じて、目標や課題が変化するのと同様に、企業も成長に応じて経営課題が変化していきます。多くの企業では、どのように経営課題が変化するのか、見ていきましょう。
ステージ1 売上の課題
これはイメージしやすいと思います。会社を始めた際に、最初に目指すのは、必要十分な売上を安定的に計上する事です。
創業期における経営戦略は何を差し置いても、販売戦略を中心に考える事が肝要です。ステージ2以降の経営課題は、十分な売上を確保できているという前提で考えていく事になります。
ステージ2 人の課題
売上が上がるようになってきたら、あっと言う間に「人に関する課題」が出てきます。例えば、お客様の数や抱えている案件に対して、十分な人員を確保できていない・人件費と成果が見合っていない・離職率が高い等の問題が発生していきます。
このステージに突入した後は、社長の他に現場を統括してくれるような、番頭格の幹部社員を育てられるか否かで次のステージに進めるか決まってきます。
また、人の課題と同時並行で、売上の課題も再発生する可能性があります。人に仕事を任せる結果、既存顧客が離脱したり、固定費増大によってより大きな売り上げが必要になるからです。
ステージ3 組織の課題
十分な売上を確保し、人も増えて組織が拡大していくと、経営組織に関する課題が出てきます。この記事をご覧のあなたも、会社員時代に部門間の不仲や営業店同士の対立(コンフリクト)等を経験したことがあるのではないでしょうか。要するにそのような経営課題です。
このステージに突入すると、個々人や部門毎の部分最適と、会社全体を考えた全体最適が一致しなくなるケースがあります。また、営業部門が偉くて経理部門は下流など、社内での望まない序列・優劣関係のようなものが発生してしまう事もあります。
社長の求心力・カリスマ性と、管理会計など部分最適を許さない仕組作りが必要になってくるでしょう。
企業の成長によって経営課題は変化していきます。ただその経営課題は、多くの企業で共通しているものです。次のステージの経営課題を見据えた経営を行っていきましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
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