お電話でのお問い合わせ【24時間営業】03-5968-1034
会社の将来に希望と安心を持ちながら、長く経営を続けることができる
そんな未来を提供します
年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
今回は、会社の内部留保である自己資本比率(ざっくりとした計算で貸借対照表の純資産÷総資本)の上げ方についてお伝えします。
自己資本比率を上げるメリットは、主に金融機関から融資を受けやすくなることです。
自己資本比率が高くなると、内部留保の厚い安定した会社と評価してくれます。
早速、自己資本比率を上げていく方法を見ていきましょう。
① 利益を出して納税する
一番王道的な自己資本比率の上げ方です。利益が出て納税が必要だからといって、キャッシュアウトの伴う節税対策ばかりしていると、会社の内部留保は増えません。つまり、貧弱な財務体質のままになってしまいます。
利益を出してきちんと納税する事が、一見地味に見えますが内部留保を高めていく近道になるのです。
・利益100-節税保険の支払100=所得0で納税も0、キャッシュは一切残っていない
・利益100のまま節税なし=所得100で納税35、キャッシュは65残る
② 社長の会社への貸付金(役員借入金)を資本金へ転換する
これはデットエクイティスワップ(DES)という手法です。社長が会社へ貸付けている金額を、会社の株式と交換して会社の資本金を増やします。
場合によっては、納税が必要になってしまうこともありますので、実行する際は税理士の確認を受けることをお勧めします。
・仕訳
役員借入金 100 / 資本金 100
・自己資本比率
純資産300 / 総資本1000=30%
→DES実行 純資産400 / 総資本1000=40%
③ 含み益のある資産を処分する
含み益のある資産を売却・解約するなどして、含み益を実現させます。
その結果、貸借対照表に載っていない会社の含み益が実現されますので、内部留保が膨らみ自己資本比率が上昇します。
含み益がある財産とは、好立地の土地・解釈返戻金のある保険・高級車やクルーザーなど耐用年数と比較して実際に使える期間が長い固定資産・特別償却をした固定資産・倒産防止共済の契約等があります。
・土地 帳簿価格1000・時価1500を売却した場合
・自己資本比率
純資産300 / 総資本1000=30%
→土地の売却実行 純資産625(※) / 総資本1000=62.5%
※土地売却前の純資産300+(1500-1000)×(1-税率35%)
会社の内部留保を充実させて、安定した資金調達ができる会社を目指しましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
☆☆起業家・東武東上線沿線企業の経営者・中小企業支援者向け情報☆☆
①社長塾 弊社は定期的に中小企業経営者向けの勉強会等を主催しております。 会社経営に関する情報収集にお役立てください。
②生命保険会社・金融機関・士業向け勉強会実施中(事業承継・財務改善等の勉強会実施実績あり) 生命保険会社・金融機関・士業向けの、個別・集合勉強会を承っております。お気軽にご相談ください。
③YouTubeチャンネルでも、独立開業に役立つ情報を発信させて頂いております。
【起業家・建設業】成功経営情報局
サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所 – YouTube
④LINE@に登録いただいた方には、ブログやHPでは配信しない情報もお届けします。 お気軽にご登録ください↓↓↓
【注意事項】
本ブログは、一般的な情報提供として掲載させて頂いている記事ですので、下記についてご留意くださいますよう、お願い申し上げます。
・ 本ブログ は、一般的な情報提供を目的として、原稿を執筆した時点の税制を基に作成しております。このため、諸条件により 本ブログ の内容とは異なる取り扱いがなされる場合がございます。
・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。 ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。