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建設業の収益性を高めるキーポイント

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、建設業の収益性を高めるキーポイントについてお伝えします。

建設業は売上を大きく計上できる傾向にありますが、一人親方のケースなどを除き、材料費・労務費・外注費などが嵩み、利益率が低くなりがちな傾向にあります。また、労働集約型のビジネスという事もあり、外注先も含む労働時間によって請けられる仕事の上限が決まります。

このような特徴のある建設業で利益を上げていくためには、「時間当たりの生産性」を高めていくことが肝要です。

時間当たりの生産性は、「現場毎の限界利益(受注金額-材料費-残業代-外注費-その他現場に掛かった経費)÷その現場に掛かった工事時間」で計算することができます。

現場毎にどれくらいの利益が出たのか?→その現場では1時間当たりどれくらいの利益が上げられたのか?と計算していきます。

この1時間当たりの利益を会社全体として上げていくことで、着実に収益性が高まっていきます。

労働時間が利益を上げていく際の制約になるので、その限られた労働時間でいかに多くの利益を上げられるのか、いかに生産性を高める事ができるのかがポイントになるのです。

それでは生産性を高めるためには、具体的にどうすればよいのでしょうか。

まずは、会計情報や活動の状況記録をしてみましょう。記録するのは会計事務所やアウトソーシング会社に外注するのではなくて、社長自ら指揮をして自社で記録をしましょう。会計データは税務署や銀行の為だけに記録するのではありません。利益を出して、会社を継続させるためには、早く正確な自社の会計データが必要になるのです。

考えてみてください、スポーツの試合であればリアルタイムに現在の試合状況が分からなければ正しい戦略を取れないでしょう。いま何点差なのか?買ってるのか負けてるのか?試合の残り時間は何分か?こういった、最新かつ正確な試合状況が分からないと試合には勝てません。

そして会計データだけではなく、業務日報などを駆使して日々の活動の情報を記録しましょう。

会計情報からは人件費はいくら、材料費はいくらという絶対額を読み取ることができますが、日々の活動の状況は分かりません。

会計情報はあくまでも会社を映し出した鏡の姿です。日々の活動を改善し、会社本体を変えていかなければ経営改善はできません。

1日8時間勤務しているうち、いったい何時間収益を生み出す活動をしたのか?仕入れた材料をどのくらいロスなく使い切ったのか?このような情報を継続的に記録していきましょう。

記録してみれば、いかに無駄な仕事をしている時間が多いのか、材料を無駄にしているのかが分かります。

先ずは無駄を見つけることによって、生産性向上の糸口をつかむことができるのです。

ご閲覧ありがとうございました!

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