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月末返済が怖い理由

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、月末返済が怖い理由についてお伝えします。

日本政策金融公庫であれ、民間の銀行であれ、融資の申し込みをする際には希望返済日を銀行側に伝えます。

この返済日は基本的に企業側の希望を通してくれるのですが、銀行側も業務の集中を避けるためなのか月末など、特定の日を返済日に指定できない場合があります。

この返済日は売上の入金後に支払う形にするなど、会社ごとの資金繰りに合わせて設定していけば良いのですが、「月末を返済日にするのはやや危険」です。可能であれば、月末以外の日付で返済日を設定しましょう。

その理由は、返済日によって仮にうっかり銀行残高が足りなくなってしまってその月の借入金返済ができなくなった場合に、リカバリーできるかどうかが変わってくるからです。

借入金返済遅延には、3つの種類があります。

①その月のうちに借入金返済を済ませる「日次延滞」

②その月の借入金返済が翌月以降にズレる「月次延滞」

③3ヶ月以上借入返済が滞る「3ヶ月以上の延滞」

日次延滞の場合は、担当者など支店レベルの問題で済むこともありますが、返済が月をまたいで月次延滞になってしまうと多くの場合本部にもその支払事故の情報が共有されてしまい、著しく借入をしている企業の信用が棄損してしまいます。更には、3ヶ月以上無断で延滞を続けていたら今度は預金口座がロックされてしまいます。近いうちに、不動産など担保の処分も進められてしまうでしょう。

延滞しないのが一番ですが、万が一うっかりミスで返済ができなかった場合は、絶対にその月のうちに返済を済ませましょう。月末返済ではその月内で返済するリカバリーができなくなってしまいます、うっかりミスが自社に致命的なダメージをもたらすかもしれません。月末ではなく、25日など月内で返済できる月末以前の返済日を設定しましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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