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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
本日は、融資制度の種類についてお伝えします。
あまり意識されたことは無いと思いますが、銀行融資には大きく2つの種類があります。
1つ目は、証書貸付。一般的な融資として認知されているのが、こちらの長期的な融資です。
最初に融資金額が振り込まれ毎月分割して返済していきますので、融資残高は直角三角形のような形で減少していきます。返済期間は5~7年程度で、固定費の支払や設備投資など幅広い用途に使用されます。
2つ目は、手形貸付。証書貸付と違い、返済期間が通常1年未満の短期的な融資です。
こちらの融資は、大きな仕事が決まった時に仕事の報酬が入金されてくるまでのつなぎ資金として使用したり、毎月経常的に必要になる運転資金を賄うために使用されます。
例えば、同じ事業を長年しているのであれば、売掛金・在庫金額などは大きく変動しないと思います。つまり、会社が毎月売掛金や在庫として概ね一定の金額を立て替えているという事です。この立て替えている資金の事を運転資金と呼びます。手形貸付を継続的に受けることによって、この運転資金を賄うことができます(短コロ)。
毎月毎月の運転資金は概ね同額なので、一度手形貸付で運転資金相当額を借り入れたら、返済時に再度同じ金額の手形貸付をします。実際には資金が出ていくわけではありませんので、常に一定額の返済不要な資金を借りておくことができるのです。なので、融資残高は長方形に推移していきます。まさしく、事業を続ける限り半永久的に発生し続ける「運転資金」を賄うための融資といえますね。
資金の用途に応じた、賢い融資戦略をとっていきましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
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