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固定費の削減は戦略的に

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、固定費削減の留意点についてお伝えします。

現在のように先行きが不透明な時、中々売り上げが上がらない時、そんなときには固定費を削減する戦略を取ることが多いでしょう。

売上も仕入・外注も相手あっての事です、自分自身の都合だけではコントロールする事はできません。その一方で、固定費は自らの都合で削減していくことができます。更に即効性もあるため、経営改善を考える際には、まず固定費を見直すことが肝要です。

固定費を見直す際に、注意しておきたいのは下記の2点です。

1つ目は、バランスを考えるという事です。

例えば固定費の削減のみに注意が行ってしまって、将来への投資や従業員の昇給を抑えたらどうなるでしょうか?変化の激しいこの時代です、現状維持に甘んじていては茹でガエル状態になり、気が付いた時には淘汰される企業の仲間入りをしてしまいます。

従業員も、優秀な人材から順番に退職していく事でしょう。

経費削減は痛みを伴います、極端に偏ったコストカットは会社を衰退させるかもしれません。

2つ目は、売上との対応性を考えて経費の削減をするという事です。

利益は、決算書だけ見れば売上と経費の差額ですが、必ずしも売上と経費は対応していません。どういう事なのかと言うと、「売上に関係ない固定費」があるのです。

固定費削減を急ぐあまり、好立地の店舗を閉めたら自社のブランド力が落ちるかもしれません。家賃が高くても、吉祥寺・神宮前・青山・表参道などお洒落な街にお店があったからこそ、あなたの会社の商品・サービスに価値があったのかもしれません。家賃が安いからといって郊外に引っ込んでしまっては、自社の商品価値が落ちて売上も下がっていくかもしれません。

固定費の削減は場当たり的ではなく、計画的に行っていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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