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会社で使う土地は借りる?それとも買う?

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は会社で使用する土地は、借りた方が良いのか、買った方が良いのか参考となるお話をさせて頂きます。

会社で使用する土地とは、本社ビルの敷地や建設会社が資材置き場で使用している土地等があります。

この土地は借りると毎月の地代の支払でキャッシュフローが悪くなりますし、一般的に建物よりも収益性の低い土地を購入するには勇気がいります。本社ビルの敷地など、収益を生まない土地を購入するのであれば、なおさら投資に見合う価値があるのか気になりますよね。

最初に賃借と購入の、双方のめメリット・デメリットを見ていきましょう。

1、土地を借りる場合

(メリット)

・固定資産税が発生しない

・毎年の地代は経費になり節税効果がある

・土地が将来的に値下がりしても関係ない

・土地を所有していないので、営業所の移転なども自由にできる

(デメリット)

・毎月ないしは毎年地代の支払が発生するのでキャッシュフローが悪くなる

・地代を支払っても会社に財産は残らない

2、土地を購入する場合

(メリット)

・地代の支払がなくなり、毎年のキャッシュフローが安定する(借入で購入した場合は除く)

・将来的に土地が値上がりした場合はキャピタルゲインを得られる

・借入で購入してもキャッシュで購入しても、自社の財産となる

(デメリット)

・将来的に土地が値下がりした場合は財産的な価値がなくなってしまう

・建物と比較して収益性の低い土地に投資することになるので、本業の利益で購入資金を捻出しなければならない

・固定資産税が発生する

・土地の購入代金は減価償却ができないので、節税効果がない

・事業を営む場所を変えられなくなる

ここまで見ていると、賃貸の方が良さそうな気がします。

全国的には土地の価格は値下がりしていくでしょうし、節税効果も賃借した方が高いです。

そこで、何年くらい地代を支払うのであれば、土地を購入した方が有利なのかしみゅれーしょんシミュレーションしてみましょう。

(前提)

土地の時価  1億円

地代 年間1,000万円

固定資産税 年間120万円(土地の時価1億円×固定資産税評価額は時価の70%くらい×固定資産税&都市計画税で1.7%)

税率35%

賃借 1,000万円×(1-35%)×18年=117,000,000円

購入 1億円+120万円×(1-35%)×18年=114,040,000円

購入の方が有利になるまで、18年も掛かってしまいます!

これなら無難に賃借にしておいた方が良さそうです。

ただし、地元の名士と言われるような企業で、どうしても特定の地域・土地で営業したい場合などは、購入を検討しても良いのかもしれません。

ご閲覧ありがとうございました!

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