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資金管理ができない社長が活用してはいけない経営手法

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、資金管理ができない社長が活用してはいけない経営手法についてお伝えします。

経営に関する価値判断は人それぞれなので答えはありませんが、手許に資金があると、資金があるだけ使ってしまうタイプのお金を使う事が好きなタイプの社長の場合には、目指すと危険な経営戦略があります。地獄を見ないように、下記のような経営戦略を執る事は控えておきましょう。

1、短期融資(手形貸付等)を受けること

手形貸付等の、短期の貸付を受けると、一時的に資金が膨らみます。但し、半年~1年程度したら、その貸付を耳揃えて返さなければなりません。資金の管理ができず、お金を使う事が大好きな社長が一時的とはいえ多額の現金を手にしたらどうなるでしょうか?

手許現金はあっと言う間にスッカラカンになります。気が付けばもう返済日です、どうしますか?耳揃えて、手形貸付等の短期貸し付けを返せるのでしょうか?資金繰りの精緻な管理ができない方・目の前の要求を抑えられない方は、短期融資を受けてはいけません。

2、実質無借金経営を目指すこと

最近は財務コンサルティング等に関する情報も出回ってきており、「借りたら返すな」や「実質無借金経営を目指せ」「借りられるだけ借りて取っておけ」というような、借入をありったけ受けて手元資金を厚くする経営手法がささやかれています。私自身、この経営戦略には概ね賛成しますが、資金繰りの精緻な管理ができない方・目の前の要求を抑えられない方は、悪いこと言わないので止めておきましょう。

理由は言わずもがなです、借入で対象に増えた現金はあっと言う間に溶けますよね?行き先も投資金額に対する成果もロクに検証できないケースが大半なのではないでしょうか。

余剰資金ができたら、すぐに借り入れの繰上返済に回しましょう。そうしたら、無駄使いせずに済みますから。

今回は結構、厳しい事を書いてしまったかもしれませんが、「資金繰りの精緻な管理ができない・目の前の要求を抑えられない」のは、多くの場合能力や知識の不足ではなく、社長の性格上の問題です。またこのタイプの経営者は、生活水準が身の丈と比較して異常に高いという特徴があります。

上記の経営戦略を避けつつ、経営者としての在り方を今一度考えなおしていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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