ブログ

役員借入金の増加財源は何

会社の将来に希望と安心を持ちながら、長く経営を続けることができる
そんな未来を提供します
年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、役員借入金の増加財源についてお伝えします。

世の中小企業の多くが、社長個人の会社への貸付金(会社から見た場合の役員借入金)を抱えています。この役員借入金は、社長が一時的に資金繰りのために会社に資金を貸し付けたり、資本金だけでは足りない事業運営に必要な資金を補填するために行われています。

この一見ポピュラー役員借入金ですが、何故増加していくのか検証すると、様々な事が分かります。払いきれない役員報酬や社長への家賃支払いが貸付になってしまっているような、増加理由が明らかな場合は別ですが、役員借入金の増加財源が明確に分からない場合は、仮定を立てながら調査していきましょう。

1、収入漏れてないか

法人の収入とすべきものを、誤って社長個人で受け取り、それを会社に貸し付けるようなことはしていないでしょうか。この行為の意図によっては、民事レベルの問題ではなく、刑事罰に発展する可能性もありますので要注意です。

2、個人で借金ないか

個人でキャッシングを受けたり、フリーローンを借りて、それを会社に貸し付けていませんか。社長個人名義の借り入れが多いと、役員報酬も返済財源確保のため高額にせざるを得ず、社会保険料・所得税等の負担が増す可能性があります。

3、個人で財産があるのか

2とは逆のケースで、社長が多額の財産を相続等で取得したり、過去に努めていた上場企業の株を多く所有しており、高額な配当金収入があるケースがあります。このような社長でしたら、個人の収入を会社の運転資金に補填することができるでしょう。

特に役員報酬や法人から社長個人への家賃等の支払が少額なのに、役員借入金が増加していくケースは、その増加財源に気を配りましょう。一気に多額の増加があった場合も同様です。個人で不動産や株の売却を行っている可能性もありますので。

ご閲覧ありがとうございました!

☆☆起業家・東武東上線沿線企業の経営者・中小企業支援者向け情報☆☆

①社長塾                                                 弊社は定期的に士業等の中小企業支援者向けの勉強会等を主催しております。                                       ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お問い合わせください。

②生命保険会社・金融機関・士業向け勉強会実施中(事業承継・財務改善等の勉強会実施実績あり)                                                         生命保険会社・金融機関・士業向けの、個別・集合勉強会を承っております。

ホームページサクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社 | サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。smc-zei.com

【注意事項】

本ブログは、一般的な情報提供として掲載させて頂いている記事ですので、下記についてご留意くださいますよう、お願い申し上げます。

・ 本ブログ は、一般的な情報提供を目的として、原稿を執筆した時点の税制を基に作成しております。このため、諸条件により本ブログの内容とは異なる取り扱いがなされる場合がございます。

・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。                                                                  ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。

関連記事

  1. 時間連動型の固定費
  2. 事業者から金融機関への依頼例
  3. なぜ妻が創業するときに夫の会社の決算書を求められるのか
  4. 設備投資をする際の留意点は?
  5. 生命保険の保障が過大な場合の対処方法
  6. リスケをサポートするときの報酬設定とは
  7. ダーウィンの進化論と実際の会社経営
  8. 美容関連の業種がインストラクター養成講座を営む理由

最近の記事

PAGE TOP