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こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
本日は、日本的な考え方でANDの才能を考えていきます。
ANDの才能とは、有名な名著である、ジム・コリンズ氏の「ビジョナリー・カンパニー」の一節に取上げられている論点です。読んで字のごとく、短絡的に白黒はっきりさせようとするのではなく、2つの相反する概念を調和させてより望ましい結果を得ようとする考え方です。この有名な概念は、日本の経営にも活きています。
1、論語と算盤
渋沢栄一氏の提唱した、「論語と算盤」の概念は、まさしくANDの才能そのものです。崇高な経営理念と、確かな経済性。この二つの、一見相反する概念を両立する事が古今東西の経営者に求められている、永遠のテーマです。
また、同様の趣旨の概念に、二宮尊徳氏の「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」もございます。
2、不易流行
時代や社会情勢が変化しても、決して変化しない本質的なものを忘れない。但し、その中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていく。このような考え方が、日本の「不易流行」の概念です。
日本は世界的に見ても、社歴の長い会社が多く現存する事で知られています。これは、日本企業が「不易」と「流行」という、2者相反する概念と常に向き合い、カイゼンを繰り返してきた結果だと思われます。
3、蒸気機関車の車輪
「短期的な利益の追求」と「長期的な利益の追求」。これらはある言った意味で、2者相反する概念ですが、これらを組み合わせていく事で結果として会社経営は安定します。
これは、日本の某経営者の経営学なのですが、蒸気機関車の車輪を見てください。高速回転をしていく小さな車輪とゆったりと回転していく大きな車輪とが組み合わされて、巨大な鉄の塊が信じられないスピードで進んでいきます。
2者相反する、小さな車輪(短期的な利益の追求と大きな車輪(長期的な利益の追求)の組合せによって、結果的に強い安定感が生まれるのです。
より広い視点から、俯瞰して経営課題を考える事こそ、長く会社経営を続けていくコツなのかもしれません。
ご閲覧ありがとうございました!
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