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中小企業の社長はどのように資産運用していけばいいの?

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

今回は、社長の資産運用はどのようにしていけばよいのかお伝えします。

本業で利益が出るようになり、キャッシュが残るようになってきたら、貯金を残すことに加えて資産運用を行っていきましょう。

本業の収益のみでは当然景気などによって、一定の利益を得る事ができませんし、場合によっては売上が完全になくなってしまうようなことも起こりえます。

また、我々経営者は退職金など老後の生活を保障する仕組みが殆どありません。

会社運営も不確定要素の連続、老後の生活も不確定要素の連続です。

そこで、計画的に資産運用を行っていく事によって収益の柱を増やすことができ、会社経営の安定化につながります。

また、老後の生活資金も効率的に貯蓄していくことができるので、将来への不安を軽減できる事でしょう。

忙しい中小企業の社長におススメできる資産運用の方法は、次の3つの要件を満たす資産運用です。

①長年人類が経験してきた実績豊富で王道的な資産運用であること

②ローリスクで着実に長期的な収益を積み上げられる運用であること

③本業に支障が出ないように、時間をあまりとられないこと

低成長の現代社会で戦っている中小企業の社長には、巷で売っている書籍やYouTubeの動画であるように、「〇Xの運用で30歳アーリーリタイア」とか、「B〇の投資で年利30%!」のような投機的ないしは専門的すぎる資産運用はお勧めしません。

一見地味ですが、コツコツと堅実に、初心者でもしっかり勉強していく事で成功する資産運用をしていきましょう。

さて、上記に中小企業の社長におススメする資産運用の条件として挙げた、

①長年人類が経験してきた実績豊富で王道的な資産運用であること

②ローリスクで着実に長期的な収益を積み上げられる運用であること

③本業に支障が出ないように、時間をあまりとられないこと

とは、具体的にどのような資産運用なのでしょうか?具体的な運用方法を見ていきましょう。

①長年人類が経験してきた実績豊富で王道的な資産運用であること

①の要件を満たす代表的な資産運用と言えば、株式投資・債券投資・不動産投資・保険の加入などが挙げられるでしょう。

日々様々な投資商品が開発されていますが、詐欺案件・投機的な案件も多数存在しています。長年様々な人が経験し、富を得ている王道的な資産運用こそ、社長が血と汗で稼いだ財産を運用するのに相応しいと思います。

株式は1602年にオランダ東インド会社という最初の株式会社が誕生して以降、人類の発展を支え続けてきた仕組みです。所有と経営の分離ができるようになったことで、ここまで人類が経済的発展を遂げる事ができました。

債券については諸説ありますが、最初に人類が債券を生み出したのは、ローマ時代に発行された軍事公債であると言われています。

不動産投資に関しても言うまでもないかもしれませんが、人類の歴史は住居の歴史でもあります。いつの時代も必ず人は住居を必要としています。

生命保険は、中世のヨーロッパの諸都市で発達した、「ギルド」と呼ばれる同業者組合が起源だと言われています。組合員に会費を払ってもらい積立てをして、その積立金の一部を組合員の葬式代や遺族の生活保障などに充てていたと言われています。

いずれの運用方法も、先人たちが築き上げてきた知恵の結晶であると言えるでしょう。

②ローリスクで着実に長期的な収益を積み上げられる運用であること

不動産でしたら都心の駅近くの物件など、基本的に空室が起こらないエリアで複数室(棟)分散して保有すると良いでしょう。

大きくは稼げませんが、リスクも少ないです。生命保険は短期的に解約するような事が無ければ、安定的に運用されて資産が増えていくローリスクの資産運用です。

この点、株式は東京電力の株価が大暴落したり、JALも潰れてしまうようなご時世では、なかなか安定した投資というのは難しいのかもしれません。先進国の国債など、格付けの高い債権の方が安全性は高いでしょう。

③本業に支障が出ないように、時間をあまりとられないこと

時間のレバレッジという言葉があります。端的に言うと、自分で動かなくても他の人が動いてくれて、収益を稼いでくれることです。

債券はお金を貸しているだけなので、そのお金を運用して収益を上げてくれるのは債務者(国・会社)です。時価も基本的に乱高下しないので、購入した後は利息収入を待つだけです。

不動産は賃貸管理が必要になりますが、ご存知の通り実際に管理をしてくれるのは不動産管理会社です。彼らは入居者を探してきてくれたり、退去時に原状回復の工事なども手配してくれます。オーナーがやることは殆どありません。

生命保険も加入後に契約者がやることは基本的にありません。保険金や返戻金を請求するくらいです。株式は時価が乱高下しますので、「時間がとられない」という点では見劣りするかもしれません。

④結局どんな資産運用がいいのか

①~③の要件を満たすのは、都心駅近の不動産投資・先進国や優良企業など格付けの高い債券投資・長期的な目線で運用できる生命保険(変額ではない)あたりではないでしょうか。中小企業経営をしながら資産運用をしていくので、余り時間とリスクをかけ過ぎない方がよいでしょう。

最後に、ご自身でもしっかり資産運用の勉強をする・分からないもの&理解できないものには投資しないことが重要だと思います。

ご閲覧ありがとうございました!

※投資信託については、長くなるので触れていませんが、有益です。

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