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仕掛・在庫の管理ができない弊害

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は主に受注型産業で仕掛・在庫が管理できない場合の留意点についてお伝えします。

受注型産業(建設業・製造業・システム開発業等)の中小零細企業で正確な仕掛・在庫の管理ができている会社は少数です。

しかし、正確に利益率の管理をするためには、仕掛・在庫の管理をする必要が出てきます。

単純にものを仕入れる→販売するというだけであれば比較的在庫の管理はしやすいのかもしれませんが(それでも数量や種類が多いと大変です)、受注型産業の仕掛・在庫管理はもっと大変です。材料を仕入てもそのまま販売するわけではありません、現場に持って行ったり加工するので、時間と共に材料在庫の金額が変動します。また、目に見えない外注費等の製造コストも集計しながら、仕事の進捗率を確認して仕掛の計算をする事になります。

労力をかけてでも、ある程度精緻な仕掛・在庫を計算しておかないと、利益を計算する際に下記のような問題が出てきます。

1、正確な利益率が分からないので正しい経営判断ができなくなる

今月の限界利益率〇〇%と計算しても、仕掛・在庫を計上しないとそもそも原価が売上と紐づいているのか分かりません。

材料100万円を仕入れても、全部今月納品した仕事に使用しているとは限らないでしょうし、外注加工費なども今月納品した仕事に使っているとは限りません。

その結果、正確な利益率が把握できず、業績を上げていくための正しい経営判断ができなくなります。

例えば、正確な仕掛・在庫を計上したら思ったよりも限界利益率が低くないかもしれません。限界利益率が低くないのに、多額の材料在庫が計上されているのであれば必要以上に材料を仕入過ぎていると判断できます。その結果、多少割高になっても材料を必要な時に必要な分だけ仕入れる、加工ミスを減らして材料のロスを減らす等の対策を打つことができます。

また、利益率が低くないのに仕掛が多額に計上されているのであれば、「加工スピードが遅い」と判断できます。その結果、製造工程を工夫しての完成までのスピードを上げる。日報を付けて、無駄な仕事をしていない時間を計算する。等の対策を打つことができます。

価格設定に失敗してそもそも利益率が低いのか?材料の過剰仕入れや歩留まりが起こっているのか?加工スピードが遅いのか?

正確な数字を把握することで、初めて正しい経営判断ができるようになるのです。

2、正確な運転資金が分からないので適正な資金調達ができない

売上の未入金-仕入・外注の未払金+在庫&仕掛の算式で運転資金を計算できます。

正確な運転資金を計算できれば、運転資金の部分だけは返済不要な継続短期借入に借り換えることもできます。

ビジネスを続けている以上、運転資金は半永久的に発生します。運転資金の部分だけ返済不要の借入で調達することによって、安定した資金繰りを実現することができます。

ただし、お金の管理ができない人は短期借入は使用しない方が無難です。短期借入は返済不要な分、最終的に返済する際には一括返済を求められます。返済資金を手元に残しておかないと怖い事になりますよ・・・

受注型産業はいかに限界利益を確保していくのかが勝負です。売上高ではなく利益です。

手間はかかりますが、在庫・仕掛の管理を行っていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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