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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
両者の支出をシミュレーションして、比較してみましょう。
①賃貸の場合家族4人で、ファミリータイプのマンションを借ります。支出は月額10万円、年間120万円です。
②自宅を購入した場合同じく家族4人で、東京郊外の中古住宅(築20年くらい)を2300万円で購入します。購入金額の他に、諸費用が200万円掛かりました。また、購入後に200万円でリフォームを行いました。これで、購入総額は2700万円です。
購入資金は住宅ローンで賄います、35年返済の固定金利1%です。一定の耐震基準を満たすので住宅ローン控除を受けられます。住宅ローン控除は10年間残債の1%控除ですので、実質的に10年間金利の負担はありません。
固定資産税は中古住宅なので安く、年間6万円です。15年くらい経過すると、建物は古く価値がありませんが、土地は1400万円くらいで売却できます(路線価×地積÷0.8で算定)。
さて、この2つのパターンではいずれ自宅の購入が有利になっていくことが想定されます。何年くらいで損益分岐点が来るのでしょうか?
2700万円+6万円×12年−120万円×12年−1400万円=−68万円※11年目・12年目の利息は細かいので割愛
約12年間で自宅購入の損益分岐点に達します。つまり12年以上居住すれば、自宅を買ったほうが有利になるわけです。もちろん、ここに載っている経費以外にも自宅購入の場合は修繕費なども掛かるでしょうし、賃貸の場合は更新料や保証会社への支払いが必要かもしれません。また、土地の売買価格も保証はされてません。
今回のシミュレーションから分る事は、ある程度長期間住み続けるのであれば自宅を買った方が有利になるケースが多いと思います。損益分岐点が12年でしたが、20年・25年と住み続けていけば、自宅は古くなりますがどんどん自宅購入のメリットが大きくなります。
今後のライフプランなどから考えて、どこかで賃貸住宅に住み続けるのか持ち家にするのか、検討してみてはいかがでしょうか?
ご閲覧ありがとうございました!
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