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リスケ中の融資の実際の所

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、リスケをしている最中の資金調達について実際の話をお伝えします。

借入金の返済金額を減額してもらったり、返済をストップさせてもらうリスケジュールですが、このリスケ中は新規の資金調達を行うのが難しくなるというのが一般認識かと思います。

しかし、最近は金融庁が条件変更中であっても正常運転資金に見合う運転資金であれば、融資を行っても良いのではないかと見解を出しています。また、経営改善計画を策定し、債務超過解消5年以内・債務償還年数10年以内等の見込を盛り込むと、信用格付けを上方修正する等の指針も出していました(金融検査マニュアル)。

こういった情報が拡散されている影響なのか、リスケ中でも新規の資金調達が可能なのではないか?と考える方がいらっしゃるようです。実際の所はどうなのでしょうか?

あくまで、筆者自身の経験の範囲内ではありますが、現実的にはリスケ中である限り新規の融資は難しいのが現状です(担保を提供する場合を除く)。確かに、金融庁が発破をかけて、指針や見解を提示しているのは分かります。

しかし、現実問題は保証協会がリスケ中である限り新規融資に頑なに応じませんし、手形貸付等の正常運転資金に関しても、担保(預金または不動産)・保証協会の保証無しでは応じません。

現実的には、無理にリスケを解消せずに、仮に正常返済していたら返済していたであろうキャッシュを定期積立として毎月積み立てて資金繰りを慣らしていき、正常返済が可能である状態に移行していく事ではないでしょうか。その場合においても、正常返済に戻した後も一年程度は保証協会が新規融資の保証を認めない場合が多いようです。

リスケ中は新規の資金調達が難しい状況なので、社会保険等の公租公課も無理に全額納税せずに、分納してくことも検討していきましょう。

リスケの安易な利用は危険です。可能な限り、リスケ前に借換え・追加融資等で対応できるように努力していきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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