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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
本日は、中小企業において社員との関係を深める方法についてお伝えします。
社員とリレーションシップを深める事に関して論点は尽きないのですが、中小企業経営においては社員との向き合い方も、大企業のそれとはだいぶ異なっていきます。
まず、中小企業経営は、マネーゲームで社員と向き合っては大手に勝てるわけがありません。トヨタやソニーに就職できれば、一生とは言えないまでも、相当年数安定した暮らしを期待することができるでしょうし、年収1,000万円なんてあっという間に超えるでしょう。
結婚相手を探している異性だって、名もない中小企業に勤務している人よりも、大企業に勤めているエリートの方を選ぶのが必然的です。
そんな中小企業では、「可能な限りコストを掛けないで社員との絆を深めること」が肝要です。アットホームな雰囲気・何でもかんでも規則ルールとうるさくない身軽な働き方・柔軟な勤務体制など、中小企業ならではの強みもありますので。
‘1、経営理念等基本的な価値観の共有
先ずは社員との関係を深める以前に、社員とこの部分がズレていないか、再確認しましょう。これから会社をより大きくしていこうと成長意欲盛んな社風に対して、「向上心がない・生きるために仕方なくこの仕事をしている、可能な限り1分でも家に帰りたい・土日を楽しむために生きている」このようなマインドの人たちが合う訳がありません。
特定の宗教同士が何世紀も分かり合えず、戦争を繰り返すように、細かい趣味嗜好や方針等の違いならともかく、根本的な価値観の合わない人間同士は強調しようが無いのです。歩み寄っても無駄です、お互いに我慢とストレスがたまり続けますので、寧ろ将来に向かって大きく・ダメージの大きいリスクを残していく事になるでしょう。
‘2、食事会など社内イベントの定期開催
定期的に居酒屋等に飲みに行く、暑気払い・収穫祭・忘年会に新年会と、お酒の入るイベントを開くことは今でも有効です。飲食費など知れている出費でしょうが、社員満足度は思いのほか高いものです。
会社にケーキ等のおやつを買ってくる、お寿司やピザの宅配を頼むのも有効です。
‘3、年2回の個人面談の実行(賞与金額を伝えるのとセット)
社員と社長の間にコミュニケーション不足が起きる事によって、会社への不信感が蓄積されてしまいます。人間関係の問題の多くは、コミュニケーション不足が根源となっているのです。従って、毎年夏と冬に、2回は社長又は幹部社員が社員の個別面談を行いましょう。
仕事の話だけではなく、社員の身の上話や、個人的に将来達成したい目標(結婚したい・子供が欲しい等)の話もしっかりと聞いて、応援してあげましょう。また、個人面談のタイミングで賞与の金額を伝えてみてもよいでしょう、その際は賞与の計算根拠と、社員のこれまでの努力・貢献への感謝の言葉も忘れずに伝えましょう。
上記1-3の話では、殆どお金が掛からない事が分かりますよね。アットホームな家族に近い関係こそが、大企業でなく中小企業を勤務先として選んでもらえる、大きな要素になると思われます。
ご閲覧ありがとうございました!
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