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固定費の削減も顧客の視点を忘れずに

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、固定費を削減する際の注意点についてお伝えします。

会社の存続発展のために、固定費削減の努力を行っている企業は多いと思います。しかし、個の固定費削減を考えること自体は重要な経営戦略なのですが、気を付けないと必要な企業活動まで削ってしまい、逆に売上が落ちて利益を減少させてしまう可能性があります。

人体で考えますと、ダイエットをしようと体脂肪を落とそうとして、必要な筋肉まで落としてしまい、代謝が悪くなることで逆に太ってしまうような状況になる訳ですね。

固定費はパワーです。固定費こそ、企業が利益を生み出していけるエネルギーの源なのです。但し、もしかしたら、その大切な固定費の中にも、体脂肪にあたる浪費も含まれているかもしれません。固定費の削減を考える際には、是非とも「顧客の視点」を忘れないようにしてください。

例えば、飲食店において下記のような固定費削減をしたらどうなりますか?

・電気代をケチっているので、店が薄暗い・・

・人件費削減で人が少ないので店員が常に忙しくイラついている、何となく店員同士も仲が良くないのが伝わってくる。追加の注文や水のお替り等が欲しいのに話しかけてはいけないオーラが伝わってくる・・

・同じく人件費の削減で処遇が悪く、コロコロ人が入れ替わっている。差別するつもりはないが、日本語が怪しい外国人の店員も増えて、コミュニケーションがしにくい・・

・トイレに置いてあった花がレプリカに変わっていてショボい。消臭剤も少なくなっているのに替えていない・・

・エアコンの設定温度を、露骨に高く設定しているので、夏場に行くと不快に感じる。熱くなるから暖かいメニューを頼みにくいし、まるで電車の弱冷房車両のようだ・・

こんなお店にあなたは行きたいですか?固定費の削減は、お客様の不満足に直通する事が往々にしてあります。

また、投資と浪費は違います。固定費の削減と称して、将来的に必要な設備の更新や知識のアップデートを怠っていては、時期に時代の変化に付いていけなくなってしまうでしょう。先細りになり、将来的には市場から退出を求められることになってしまいます。

繰り返しますが、固定費はパワーです。固定費こそ、企業が利益を生み出していけるエネルギーの源なのです。顧客の視点を忘れずに、固定費削減に取り組んでいきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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