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社長の資産運用は自身の強みを活かす

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、経営者の資産運用についてお伝えします。

中小企業の経営はどうしても労働集約的な仕事になりがちで、社長の持ち時間によって収入の上限が決まってしまう事が多いです。

こういった状況になりがちな理由は比較的単純で、結局は社長より優秀な人財は入社してこないか、入社してきたとしても定着してもらうこ戸は困難を極めるからです。よって、「社内で圧倒的な実力を持つ社長」の持ち時間こそが、売上を上げるために最も重要な資源となっている場合が多いのです。

巷ではよく会社経営をして行く際に、自分自身で仕事をする三ツ星レストランのオーナーシェフのような自営業者(セルフエンプロイド)ではなく、加盟店の多いFCチェーンのフランチャイザーのように自らは動かなくても収益を得られるビジネスオーナーを目指しましょうという話が飛び交っています。ただ、絶対に無理だとは言いませんが、現実問題としては人材面でも問題が多く、中々難しいというのが実情です。

社長の時間も有限ですので、収入をより増やしていく・安定させていくためには、本業に加えて固い資産運用を行っていく事をお勧めします。

固い資産運用とは、長期的に欲張りすぎない利回り(3~5%程度)を目標に、伝統的な資産を買っていく方法です。

ここでいうところの、伝統的な資産とは、人類が長い歴史の中で昔から資産運用に活用してきた王道的な資産を言います。具体的には、株・債券・不動産・一部の保険等が当てはまるでしょう。いずれの資産も長い歴史があり、過去に何万人もの人がこれらの資産を購入して経済的な自由を手に入れています。

次に、これらの伝統的な資産を購入していく際には、是非とも「社長ご自身の強み」を活かしながら運用されることを推奨させて頂きます。社長の状況やお持ちのリソースから判断して、下記のような強みが無いか検討してみましょう。

①時間がある(条件→社長の年齢が比較的若い事)

②知識・経験がある(条件→資産運用の経験があったり、勉強家で資産運用に関する知識を蓄えている事)

③人脈がある(条件→資産運用を行う上で力になってくれる不動産会社などパートナーがいる事)

④資金がある(条件→資産運用に回せるキャッシュが多い事)

更に、上記の強みを活かした資産運用の方法について検討してみましょう。

①時間がある(条件→社長の年齢が比較的若い事)

社長が20代~40代前半と比較的若く、老後となる年齢の目安65歳までに概ね20年以上の期間がある場合は、短期的な成果を追わず複利効果を最大限に活かしながら長期間投資を行うことができるという強みを活かしましょう。長期間であれば、毎月の掛金が少額でも多くの財産を築くことができます。

比較的年齢の若いうちは、多少リスクを取っても将来的に大きく成長する可能性の高い財産及びインフレに強い財産を購入してみましょう。

例えば、全世界ないしは全米の株式を集約した投資信託・ETFや23区内の駅近ワンルームマンション等です。運用する際にiDeCo・積立NISA等の税制優遇制度はぜひ使っていきたいですし、会社員ではないので不動産等を購入するときも法人で購入した方が税制上のメリットがあるかもしれません。

②知識・経験がある(条件→資産運用の経験があったり、勉強家で資産運用に関する知識を蓄えている事)

資産運用に関する経験や知見をお持ちなのであれば、それを存分に発揮していきましょう。特に自社の本業と関連性の高い資産運用の方法であれば、より有利に資産形成ができるかもしれません。

例えば、建設業を営まれているのでしたら自社(仲間への外注を含む)で割安かつクオリティの高いリフォーム工事を行えると思いますので、築古物件を購入してリノベーションしたり、ワンルームマンションの原状回復工事を格安で施工できるなど、他の投資家に比べて非常に有利に運用ができるでしょう。

③人脈がある(条件→資産運用を行う上で力になってくれる不動産会社などパートナーがいる事)

社長は比較的人脈が広い方が多いと思います。従って、資産運用にもその人脈の広さを活かしていきましょう、資産運用のサポートを依頼する先が得意先でしたら、自社の方から先方のビジネスになるお話をするわけですので、本業にとってもプラスの効果があるかもしれません。

例えば、社長が建設業を営まれているのでしたら関連性の高い事業である不動産会社とお付き合いされていることも多いと思います。よって、懇意にしている不動産会社から有益な物件を紹介してもらう等してもよいでしょう。全く知らない会社へ一見さんとして素人が相談に行くとカモにされやすいです、不動産や金融の世界は「窓口では買わない・相談しない」が鉄則です、羊の皮をかぶった狼が社長の財布の中を狙っていますので、、

④資金がある(条件→資産運用に回せるキャッシュが多い事)

資産運用に回せる資金が潤沢にあれば、早期に目標の財産を形成できる可能性が高まります。また、必要以上にリスクを取る必要がありませんので、利回りを比較的低く抑えて(2~3%など)更に固くリスクの少ない運用を行う事が可能です。また、不動産などはキャッシュで購入できる場合も増えるので、割安に物件を購入する事も可能になるでしょう。

注意したいのは、本業の経営もあるので手元資金もある程度は残しておいた方が無難である点と、キャッシュで購入できるからと言って融資の付きにくい物件(駅から遠い・築古・1Fに所在等)を購入してしまうと、リセール価格が落ちやすい点です。不動産は多くの方が借入をして購入するので、融資の付かない物件は購入できる方が限定され、売却価格が目減りしてしまいます。

社長の強みを活かしつつ、資産形成を行っていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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