ブログ

資産超過にも関わらず繰越欠損が多額にある理由

会社の将来に希望と安心を持ちながら、長く経営を続けることができる
そんな未来を提供します
年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、資産超過にも関わらず繰越欠損が多額にある理由についてお伝えします。

現在資産超過で、自己資本を積み上げているにも関わらず、繰越欠損金がある会社があります。何故か矛盾を感じるようなこの2つの財務状況ですが、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

1、増資をしたから

 自己資本とは資本金等と過去の利益の積上(繰越利益剰余金)の合計金額です。従って、過去の利益の積上がマイナスであっても増資を繰返して資本の増強を図れば、資産超過を保つことができます。

2、過去の内部留保を取り崩している

このパターンはコロナ禍で増大したでしょう。コロナ前はしっかり利益が出ていて自己資本を積上げていたが、コロナ禍によって多額の赤字を計上し過去の内部留保を取り崩してしまったケース。

この場合は、まだ資産超過を保っていても、繰越欠損金を抱えるような状況に陥ります。

3、そもそも資本金が多いケース

VC等から出資を受けているケース等、そもそもの資本金が多い場合は、1と同じ理由で資産超過でも繰越欠損金を抱えているような状況が起こり得ます。

決算書から様々な情報を読み取り、経営改善に活かしていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

☆☆起業家・東武東上線沿線企業の経営者・中小企業支援者向け情報☆☆

①社長塾                                                 弊社は定期的に士業等の中小企業支援者向けの勉強会等を主催しております。                                       ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お問い合わせください。

②生命保険会社・金融機関・士業向け勉強会実施中(事業承継・財務改善等の勉強会実施実績あり)                                                         生命保険会社・金融機関・士業向けの、個別・集合勉強会を承っております。

ホームページサクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社 | サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。smc-zei.com

【注意事項】

本ブログは、一般的な情報提供として掲載させて頂いている記事ですので、下記についてご留意くださいますよう、お願い申し上げます。

・ 本ブログ は、一般的な情報提供を目的として、原稿を執筆した時点の税制を基に作成しております。このため、諸条件により本ブログの内容とは異なる取り扱いがなされる場合がございます。

・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。                                                                  ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。

関連記事

  1. 建設業の収益性を高めるキーポイント
  2. 人生において重要な事
  3. 貴重な経験をみんなで
  4. コロナ関連の情報のキャッチアップ方法
  5. 時間連動型の固定費
  6. 原則課税で損した事を誇りに思えるように
  7. 士業が経営者との金融機関同行時に求められる姿勢
  8. コロナショックの便乗詐欺にご用心

最近の記事

PAGE TOP