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資産超過にも関わらず繰越欠損が多額にある理由

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、資産超過にも関わらず繰越欠損が多額にある理由についてお伝えします。

現在資産超過で、自己資本を積み上げているにも関わらず、繰越欠損金がある会社があります。何故か矛盾を感じるようなこの2つの財務状況ですが、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

1、増資をしたから

 自己資本とは資本金等と過去の利益の積上(繰越利益剰余金)の合計金額です。従って、過去の利益の積上がマイナスであっても増資を繰返して資本の増強を図れば、資産超過を保つことができます。

2、過去の内部留保を取り崩している

このパターンはコロナ禍で増大したでしょう。コロナ前はしっかり利益が出ていて自己資本を積上げていたが、コロナ禍によって多額の赤字を計上し過去の内部留保を取り崩してしまったケース。

この場合は、まだ資産超過を保っていても、繰越欠損金を抱えるような状況に陥ります。

3、そもそも資本金が多いケース

VC等から出資を受けているケース等、そもそもの資本金が多い場合は、1と同じ理由で資産超過でも繰越欠損金を抱えているような状況が起こり得ます。

決算書から様々な情報を読み取り、経営改善に活かしていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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