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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
本日は、長期の積立投資が難しい場合の対処方法についてお伝えします。
最近、NISAの改正等の情報が広く出回ってきて、長期の積立投資(インデックス投資)に対する関心が日本中で高まっています。その結果、まもなく老後生活をスタートするであろう60歳前後の方でも、インデックス投資を始めようかと検討する方が増えています。
シニア世代がインデックス投資を行う際にネックになるのが、「長期の運用期間を取れないかもしれない」という点です。人生100年時代とは言いますが、正確な余命期間など誰にも分かりません。「長期の運用期間を取れないかもしれないケース」では、どのようにインデックス投資を行っていけばよいのでしょうか。
1、ポートフォリオを固めに組む
「100‐年齢」が株式を運用する目安です。40代中盤くらいまでの、財産取崩しまで15年以上時間がとれる方は、100%株式でもよいでしょうが、シニア世代ではもっと固めに資産運用を行っていく事をお勧めします。約3-4%程度で安定的に資産運用が行えている、日本年金機構のポートフォリオ(日本株・日本債券・外国株式・外国債券全て1/4ずつが目安)を参照してもよいでしょう。また、加齢に伴って、徐々に高リスク・高リターンの株式ではなく、低リスク・低リターンの債権等のウエイトを増やしていく事で、価格の振れ幅を少なくしていくことができます。
詳しくは、2で記載しますが、信頼できるご子息がいらっしゃる場合には、高リスク・高リターンである株式のウエイトをより増やして、もっと攻めの資産運用を行うことも検討に値します。
2、親子リレー運用も検討
インデックス投資の取崩しを始めようとした段階で、財産の価格が暴落している・あまり値上がりしていないケースでは、インデックス投資をそのまま取り崩さないで保有しておくことも一つの選択肢になります。例えば、「老後に備えてインデックス投資を行ってきたが、結果的には年金・退職金・相続した両親の遺産等で、インデックス投資を取り崩さなくても生活できる状況に落ち着いた」のであれば、生涯インデックス投資を取り崩さない事もできるわけです。
相続税等の対象にはなってしまいますが、NISA等の非課税対象になる値上がり益もご子息に承継できる可能性がありますので、ご自身で使わなかったインデックス投資はより値上がりした状態で、ご子息へのプレゼントする選択肢もあるわけです。
この方法を選択できるのであれば、実質的な運用期間は、親+子の運用機関となりますので、結果的に長期投資ができる可能性が高まるでしょう。遺言等の争続対策も併せて検討してみてはいかがでしょうか。
今日が人生で一番若い日です。正しい知識を持って、資産形成に勤しんでいきましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
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