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5月~6月に退去申し込みがあった場合の対処方法

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、退去申し込みがあった場合の対処方法についてお伝えします。

大家さんにとっては、退去が出るってすごく嫌ですよね。

しかし、統計的には約3年程度で退去が発生するというデータもあり、長く不動産賃貸経営を続けるうえで退去が出てしまう事は避けられません。

退去の申し込みがあった場合は、時期によってその後の戦略が変わってきます。

一般的に部屋探しをしている方が多い1月~3月の時期でしたらそれほど考えなくても、新しい入居者がすぐに決まる可能性が高いです。

その一方で、結構苦戦するのが5月下旬~6月頃に退去申込が来た場合です。

理由は大きく3つあります。

1、5月下旬~6月に退去が出るという事は空室になって内見できるのが夏場以降になる

7月~8月は入居希望者が少なく、お部屋探しをしている人もそれ程急いでいないケースも多くなり、空室期間が比較的長くなります。

退去日までに入居申し込みが入れば良いのですが、競合物件も多く借主の立場の方が強い現代社会です。よほど物件に魅力がなければ、内見もしていない物件に入居申し込みをすることは躊躇してしまいます。退去して原状回復工事が終わり、やっと内見に来ていただけるようになった頃には閑散期に突入しています。

2、雨が多い

空室になって内見に来ていただける、6月下旬~7月初旬は梅雨の時期です。

特に今年のように梅雨らしい梅雨のシーズンで雨の日が続くと、お部屋探しをする方も余り不動産屋さんに足が進まなくなってしまいます。

土日祝日に雨が降った場合などは最悪です、お部屋探しをされる方は社会人が多いので土日は内見にお越しいただく絶好のチャンスです。しかしそのチャンスも、雨のせいで台無しになってしまうかもしれません。

3、コロナ禍である

これは今年(2020年)だけなのかもしれませんが、コロナウイルスの影響により引っ越しを控える人も出てきています。

当面は入居者を探す際にも、コロナウイルスによるマイナス影響が続いていくかもしれません。

また、入居の申し込みが来ても特に社宅の場合はキャンセルになってしまうケースも増えてきているようです。

大家さんと賃貸仲介の不動産会社にとっては、腸が煮えくり返るくらい頭にくるかもしれませんが、このご時世ですので何とか堪えましょう。

この客付けがしにくい時期には、いつもよりも強力な販売促進活動を行う事が効果的です。

いくつか具体的な販売促進活動をあげていきます。

1、敷金・礼金を0にする

入居の際の初期費用は多くの入居者が気にするところですので、抑えておくと入居申し込みが入りやすくなります。

段階に応じて、敷金・礼金1ヶ月→敷金無し・礼金1ヶ月→敷金無し・礼金0.5ヶ月→敷金・礼金無しと手を打っていくのもお勧めです。

2、ADを多めに積む

仲介手数料とは別に賃貸仲介会社に支払う広告料であるADですが、通常都内であればADを払わなくても入居が決まります。

しかし、閑散期の場合は少ない入居者の方にご自身の物件を選んでいただく必要がありますので、賃貸仲介会社に紹介して頂きやすい・勧めてもらいやすい体制に持っていくことが肝要です。最初はADを賃料の0.5ヶ月分、段階に応じて1ヶ月分・1.5ヶ月分と積んでいくと良いでしょう。

3、リーシングをしてくれるパートナーを見直す

賃貸管理会社・仲介業者の中には、確実に仲介手数料を手に入れたいので、1社専属でリーシング活動をさせて欲しいと依頼してくる会社が多い印象です。彼らとしても、自社が単独の窓口となって入居者を探すので、責任感・やる気共にわいてくることでしょう。

ただし、気を付けなければいけないのは、営業能力が高くない又はあまりやる気を出してくれない業者に専属でリーシング活動を依頼するのは危険です。理由はもはや語るまでもないと思います。口コミや先輩大家さんからの助言等で、力のある業者にリーシング活動をお願いしましょう。

4、外国人の入居を認める

外国籍で日本で働いている方はたくさんいるのですが、まだまだ日本人と比較すれば入居できるお部屋が限られています。

外国人の方の入居を歓迎すれば、早めに入居者を見つけることができるかもしれません。その際は、保証会社を付けることを忘れないようにしましょう。

どれも基本的な事ばかりかもしれませんが、管理会社等に任せきりにせず、ご自身でも入居して頂くための努力をしていきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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