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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは!
経営コンサルタント・税理士の森です。
今回は、弊社が会計入力を社長にお願いする理由についてお伝えします。
税理士事務所によっては、丸投げで経理を受けている事務所もあると思います。
経理や数字が苦手で、作業の代行をして欲しいから税理士に依頼をしている会社はあるでしょう。
ところで、弊社は顧問先全社に対して、自計化(自社で会計入力をする事)をお願いしています。
特に会社設立後初期の段階は、よっぽど営業活動で忙殺されていない限りは、社長ご本人に会計入力をお願いしています。
さて、これはどういった理由からなのでしょうか?
理由1 会計入力によって数字を武器に経営する基礎的な力が付くから
会社経営をこれから始める方は、基本的に数字に強くありません。
商工会議所や信用金庫が開催している創業セミナーでは、最終日に創業計画書の発表会をすることが多いのですが、
この創業計画書の発表会で、「経営目標」や「ビジネスモデル」などの文章の部分を作成できる人は多いのですが、肝心の数字の計画が立てられない人が大半です。
会計入力は一見地味な仕事ですが、毎月毎月続けることによって自社のお金の流れや利益が上がる仕組みが分かってきます。
つまり、会計入力をする事によって、基盤となる会計的な思考が身に着くのです。
経営者にとって、将来的に数字が読めることになることは必須のスキルですので、会計入力でその基礎的なスキルを習得しましょう。
理由2 会社の数字に対して当事者意識が芽生えるから
会社の経理を、税理士事務所に丸投げにしていると、「会計の事は税理士に任せているから良く分からない」という状態になりやすいです。
経営者が自分の会社の数字が分からない、つまり儲かっているのか・赤字なのか・お金が残っているのか・出て行っているのか・手許にあるキャッシュは稼いだものなのか、銀行から借りたものなのか・・ぜーんぜん分からないという事です。
この状態ですと、銀行が融資を出してくれなくなったり、いきなり売上が減少したり、得意先がとんで売掛金が回収不能になったりしたら、いきなりキャッシュがショートして倒産するかもしれません。いわゆる「突然死」です。
税理士事務所にも色々あります。社長の会社のことなど他人事で、単に毎月事務員が社長の会社の領収書を回収して、会計入力をするだけの事務所もあります。なので、税理士本人は社長の会社の中身など全く知りません。
資金が回らなくなってから、税理士事務所へ駈け込んでもあとの祭りです。
理由3 決算書の各数値が計上されるに至った業務プロセスが分かるから
決算書で、「売上高・仕入高・消耗品費」のような勘定科目を眺めていても、なぜその数字が計上されるに至ったのか見えてきません。
決算書の数字は、単に1年分の集計であるので、なぜその勘定科目が決算書の数字になったのか分かりません。これは決算書の限界ともいえる事です。
ただし、社長が自分で会計入力をしていれば、数値が計上されるに至った業務プロセスが分かります。
「売上高は上がったが、外注費もかなり増えていて粗利益率が下がってしまったな~何でもかんでも、紹介された工事を請けすぎたかな?」
「見かけ上は利益がたくさん出ているけれど、全然お金がないじゃないか!ムム?!在庫が倍増している、セールに備えて大量に仕入れた商品が、かなりの数売れ残ってしまっているぞ!!」など、なぜその数字になったのか原因が分かるのです。
原因が分かれば、どのように会社経営をして数字を改善していくのか、アクションプランも分かってくるのです。
会計入力は成功する経営者になるための、修行のようなものです。まずは1期、社長自ら取り組んでみましょう。
ご閲覧ありがとうございました!
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・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。 ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。