ブログ

役員貸付金の解消方法②

会社の将来に希望と安心を持ちながら、長く経営を続けることができる
そんな未来を提供します
年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、役員貸付金の解消方法についてお伝えします。

中小企業のありがちな財務の問題として、役員貸付金が多くなってしまう点があります。

これは社長が役員報酬以上に生活費を使ってしまったり、現金管理ができていない事・粗悪な会計事務所に数字を作れせていることなどが原因で起こります。

役員貸付金が増えると、銀行は自分たちが会社に対して行った融資を社長が個人で使い込んだと考えるので、次回以降の融資が難しくなります。役員貸付金解消の手法を踏まえた、役員貸付金削減のポイントは下記の3つです。

1、そもそもの発生原因を突き止めて増加を防ぐ

役員貸付金を解消する手法をとったところで、そもそもの発生原因を解消しなければまた役員貸付金が増えてしまいます。

現金管理ができないなら現金出納帳を付けたり、振込での取引に統一したりしましょう。税理士がずさんなのであれば、そんな税理士は変えましょう。役員報酬以上に生活費が掛かるのであれば、役員報酬を上げるか生活水準を見直しましょう。

役員貸付金を増やさないために最も大切なのは、経営者の意識と努力なのです。

2、銀行に役員貸付金解消プランの説明をしておく

役員貸付金は社長への法人貸付の迂回融資を見られてしまうので、銀行からの信頼は相当程度落ちます。

ですので、役員貸付金の発生原因を早急に究明し、増加防止策と削減対策のプランを練って銀行へ報告しましょう。こちらからアクションを起こすことが重要です。

3、役員貸付金がなくなると債務超過になりませんか?

役員貸付金を解消する方法自体は、前の記事に書かせて頂いた通り色々とあります。

但し、役員貸付金を解消すると、多くの場合は会社の含み損が吐き出されて債務超過に転落します。要するに、次回以降の融資が困難になります。

役員貸付金を解消しかつ資産超過を維持するためには、①それだけの利益を上げること又は②増資をする事が必要になるのです。いきなり利益を上げるのも難しい事ですので、銀行の理解を得ながら無理のないペースで役員貸付金を解消していきましょう。

役員貸付金の問題は中小企業の伝統的な問題です。現実と向き合いながら、対処方法を検討していきしょう。

ご閲覧ありがとうございました!

☆☆起業家・東武東上線沿線企業の経営者・中小企業支援者向け情報☆☆

①社長塾                                                 弊社は定期的に中小企業経営者向けの勉強会等を主催しております。                                       会社経営に関する情報収集にお役立てください。

②生命保険会社・金融機関・士業向け勉強会実施中(事業承継・財務改善等の勉強会実施実績あり)                                                         生命保険会社・金融機関・士業向けの、個別・集合勉強会を承っております。お気軽にご相談ください。

③YouTubeチャンネルでも、独立開業に役立つ情報を発信させて頂いております。
【起業家・建設業】成功経営情報局
サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所 – YouTube

④LINE@に登録いただいた方には、ブログやHPでは配信しない情報もお届けします。                 お気軽にご登録ください↓↓↓

ホームページサクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社 | サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。サクセス・マネジメント・コンサルティング税理士事務所/株式会社は、地元に密着した、財務改善に強い税理士です。smc-zei.com

【注意事項】

本ブログは、一般的な情報提供として掲載させて頂いている記事ですので、下記についてご留意くださいますよう、お願い申し上げます。

・ 本ブログ は、一般的な情報提供を目的として、原稿を執筆した時点の税制を基に作成しております。このため、諸条件により本ブログの内容とは異なる取り扱いがなされる場合がございます。

・実際の経営判断及び税務判断等は税理士・弁護士の方々と十分ご相談の上、ご自身の責任においてご判断下さい。                                                                  ・一般的な情報提供として、読者向けに分かりやすくするため、表現や数字を単純にしたケースを記載している部分がございます。

関連記事

  1. 先日銀行からお聞きしたこと
  2. 自社に合った補助金の見つけ方
  3. 資金繰りの強い味方になるクレジットカード
  4. コロナ融資はいつまでに申し込んだ方が良いのか
  5. 定期積金は何年契約がいいの
  6. 顧問税理士等に銀行訪問の同席をしてもらえるのか
  7. まだできる公庫のコロナ融資借換
  8. メインバンクが融資をしてくれなくなった場合の対策①

最近の記事

PAGE TOP