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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®
こんにちは！
経営コンサルタント・税理士の森です。
今回は、重複計上の危険がある経費ついてお伝えします。
自社の経理を行っているときに、重複計上してしまうリスクがある経費があります。
これは、決済手段の多様化や、様々な領収書・明細書が出てくる状況などが重なって、重複計上のミスを誘発してしまうために起こります。
下記のような経費の支払がある場合には、経費の二重計上のミスに気を付けていきましょう。
１、交通系カードのチャージと交通費の精算
「交通系カードのチャージ金額+交通費の精算」を行うと、チャージ金額で移動した部分の交通費が二重計上になります。
また、定期券についても同様で、定期券の運行区間の交通費を別途精算してしまうと、「定期券の購入額+交通費精算の金額」の二重精算になってしまいます。
２、郵便局への支払
「郵便局への郵送料支払の領収書+郵便切手の購入金額」を経費計上すると、切手で支払った郵送料の金額が二重計上される可能性があります。郵便局の領収書は、下段に「現金○○円・切手○○円」などの決済手段が書いてあります。
しっかり決済手段を見ないで、郵送料の支払＝全額経費計上としていると、切手購入金額の経費と郵送料の経費が二重計上になったしまうかもしれません。
３、クレカでの支払
クレジットカードで決済した領収書と現金決済の領収書を混ぜてはいけません。
「クレジットカードの利用明細を見て経費計上+領収書をみて現金決済として経費計上」と経理してしまうと、クレジットカードで決済した経費が二重計上になってしまいます。
社長の財布の中には、現金決済の領収書とクレジット決済の領収書が混ざっていると思います。クリアファイル等で、決済手段によって領収書を分けておきましょう。また、クレジットカード明細を見て会計入力する際には、面倒でも発行日付等の同じ日付で一括して入力するのではなく、利用日毎に個別に入力していきましょう。後で見直した際に、同じ日付・同じ相手先・同じ金額の支払があればおかしいと気が付きますので。
細かい話ではありますが、決算書を基に会社の将来を考えるうえでも、先ずは正確な会計情報を作る事が必須になってきます。
意思を持った経営を行うためにも正確な会計情報の作成に努めていきましょう。
ご閲覧ありがとうございました！
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