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顧客の定義をしっかりと

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年商3億円未満の会社のための財務改革 ミライ財務®

こんにちは!

経営コンサルタント・税理士の森です。

本日は、顧客の定義についてお伝えします。

よく当ブログでも、顧客から選ばれる会社になることを目指すと同時に、顧客も選ぶものですとお伝えしています。

重要な事ですので、再度お伝えしていきます(物販などのショットで終わる商材ではなく継続利用してもらうビジネスを前提としています)。

1、フィーリングを大切に

まず、心から好きになれる人以外を顧客にすることがお勧めしません。これは性格的・相性的な要素も大きいので、まずは相手の性格や話した時の直感を大切にしましょう。

性格的には、もしあなたが割と大雑把な性格だと感じるのであれば、繊細で几帳面な顧客と接してもうまくいかないことが多いと思います。こちらとしては相手の事を面倒臭い客だと感じることでしょうし、先方としてはいい加減で配慮のできない業者だとみられることでしょう。自分と似たような性格の人の方が、同じような感覚でサービス等を提供できますので、ミスマッチは少なくなります。

また、フィーリングも大切です。最初に話した時に、居心地の良さをお互いに感じることができるのが重要です。最初に感じた違和感・不快感というものは気のせいではありません。「何だか分からないけどちょっと違うんだよなー」と感じるのは、相性が合わないと自分自身が本能的に教えてくれているのです。その感覚を重要視してください。

2、お互いの価値観を尊重する

ビジネスや生き方に正解はありません。人それぞれ様々な人生観があってよい事でしょう。

ただし、継続的にビジネスで関わっていく事を考えたら、お互いの価値観が合う事が重要です。そもそもの仕事に対する見方が異なるので、この根本的な部分が合わないと遠くないうちにあなたか顧客のどちらかからフェードアウトする可能性が高くなります。

価値観とはその名の通り複雑な事ではありません。

何を目的に事業をしているのか?→社会貢献なのか、自身が金持ちになるためなのか

顧客や社員、ビジネスパートナーの事をどう思っているのか?→ファンなのか、パートナーなのか、業者なのか、単なる取引相手なのか、はたまた家族なのか

繰返しになりますが、この価値観や生き方、人生観などには正解はございません。

従って、お互いの価値観を尊重し、相手の事を本気で応援したいと思える人こそが顧客なのです。顧客にとってもあなたの価値観に共感してくださる可能性が高いと思います。基本的にこの部分は双方に修正不可能ですので、新規の顧客とは根本的な部分がズレていないかしっかり確認していきましょう。

3、素直で礼儀正しく行動できるか

この3条件は私のメンターが「顧客の定義」としていたものですが、概ね当該3条件に当てはまる人は優良な顧客であるケースが多いです。

特に、礼儀の中に含まれる時間とお金に対する扱い方についてしっかり確認しましょう。時間をしっかり守れているのか、仮に守れなくなった場合でもきちんとフォローするのか。取引先等に対してきちんと決まった期限までに決まった金額を払っているのか。この点は最重要です、もしこの時間とお金の部分について疑義があるのであれば、大きなトラブルに発展する可能性が高いです、早急に手を引きましょう。

4、なぜ顧客を選ぶことが重要なのか

希少性が高まった方がブランディングしやすいなど、マーケティングの要素もありますが、顧客を選ぶことの特に重要な理由は①楽しく充実した経営をするため②長くビジネスを続けるための大きく2点です。

事業が大きくなり、従業員に全て現場を任せられる状況であれば良いですが、多くの企業は経営者も現場に入っていると思います。つまり、性格や価値観の合わない顧客やあなたの事を業者としか見ていないような粗悪な顧客の対応も全て経営者でもあるあなたがしなければならないのです。日頃から質の悪い顧客の対応をする結果、常にイラついていてオフの時でも悪い意味で仕事のことが頭から離れないつまらない日々が待っていることでしょう。

更に、粗悪な顧客は粗悪な顧客を呼び寄せます。気が付いたら、顧客の大半が粗悪な顧客になってしまいやりたくもない仕事をしなければ、会社が回っていかない状況に陥っているかもしれません。こうなったらもう地獄です、何のために起業したのでしょうか。

当然のことながら、客室が悪いほどクレームや過度な要求が頻発します。その対応に時間と神経を取られて、営業して新規に良質な仕事を獲得する時間も無くなってしまうのです。どんどん負のスパイラルに陥っていき、とても長く事業を続けていける状況ではなくなっていきます。

是非とも上記に記載した悪いシナリオの逆を目指しましょう。真にご自身が一緒に仕事をしたいと思う人だけを顧客にさせて頂き、そのプラスのオーラに引き寄せられる良質な顧客だけを新規に獲得して事業を拡大していきましょう。

ポイントは焦らない事、諦めを早くする事。これがなかなか難しいのですが、この2つを肝に銘じて徹底していきましょう。

ご閲覧ありがとうございました!

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